ユリ科ネギ属の多年草。
【特 性】
鱗茎は長卵形で、鱗茎の下には短い根茎がある。多数に株分かれして葉を伸ばす。葉の長さは20竏驤30cmで束生する。形は線形で扁平、ネギのように円筒形にはならない。夏には葉の間から30-40cmほどの花茎を伸ばす。花期は8-10月頃。

【名前の由来】
『古事記』では加美良(かみら)、『万葉集』では久々美良(くくみら)、『正倉院文書』には彌良(みら)として記載がある。このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、院政期頃からm→nという子音交替を起こした「にら」が出現し、今に至る。

【品 種】
中国西部が原産。株分けまたは種によって増やす。全草に独特の匂いがある。ニラ特有の臭いがなく甘みが有る黄ニラ、花茎と若い蕾を食べる花ニラなどがある。
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【食材としてのにら】
ベータカロチンやビタミンA、ビタミンC、ミネラルに富み、匂い成分のアリシンがビタミンB1と結合してその吸収を良くし、代謝機能を高める。昔より胃腸(特に下痢)に効く野菜として親しまれ、症状が重い時はニラの煮汁を飲んでも効果がある。細長くまっすぐに伸びた葉は柔らかく、おひたしの他、中国料理に良く使われる。若い花芽もおひたしや炒め物として食べることが出来る。また、種子は腰痛、頻尿に使う韮子(きゅうし)、葉は強精に使う韮白(きゅうはく)という生薬にも使用される。

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